今夜は飲み友だちの送別会だった。
急な転勤で愛媛県へ行くことになり、久しぶりに仲間と飲みながら思い出話に花を咲かせた。
帰宅したのは遅い時間。少しお酒も入っていたので、正直なところ三線を弾く気力はほとんど残っていなかった。
以前の私なら、「今日は仕方ない」と練習を休んでいただろう。
でも今は違う。
「上手く弾けなくてもいい。今日は三線に触れるだけでいい。」
そう思って、いつもの3曲だけ弾いた。
内容としては、決して満足できるものではない。練習というより、「途切れさせなかった」という程度だった。
それでも私は、この日の稽古に◯をつけたいと思う。
人は、やる気があるから続けられるのではない。
続けるから、それが当たり前になっていく。
三線でも、筋力トレーニングでも、語学でも同じだと思う。
一日休んでも大きな差はないかもしれない。
でも、「今日はいいか」が積み重なると、それはやがて習慣そのものを崩してしまう。去年の自分がまさにそうだった。
反対に、5分でも10分でも続ければ、「毎日やる人」という自分を守ることができる。
この違いは、とても大きい。
もちろん、人生は三線だけではない。
大切な仲間との時間も大事にしたい。
だからこそ、その時間を楽しんだ上で、ほんの少しでも三線を手に取れたことに意味があると思う。
今日は上達した日ではない。
でも、「続ける力」を少し育てることができた日だった。
ひとつひとつ、一歩一歩。

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