えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

今夜は飲み友だちの送別会だった。

急な転勤で愛媛県へ行くことになり、久しぶりに仲間と飲みながら思い出話に花を咲かせた。

帰宅したのは遅い時間。少しお酒も入っていたので、正直なところ三線を弾く気力はほとんど残っていなかった。

以前の私なら、「今日は仕方ない」と練習を休んでいただろう。

でも今は違う。

「上手く弾けなくてもいい。今日は三線に触れるだけでいい。」

そう思って、いつもの3曲だけ弾いた。

内容としては、決して満足できるものではない。練習というより、「途切れさせなかった」という程度だった。

それでも私は、この日の稽古に◯をつけたいと思う。

人は、やる気があるから続けられるのではない。

続けるから、それが当たり前になっていく。

三線でも、筋力トレーニングでも、語学でも同じだと思う。

一日休んでも大きな差はないかもしれない。

でも、「今日はいいか」が積み重なると、それはやがて習慣そのものを崩してしまう。去年の自分がまさにそうだった。

反対に、5分でも10分でも続ければ、「毎日やる人」という自分を守ることができる。

この違いは、とても大きい。

もちろん、人生は三線だけではない。

大切な仲間との時間も大事にしたい。

だからこそ、その時間を楽しんだ上で、ほんの少しでも三線を手に取れたことに意味があると思う。

今日は上達した日ではない。

でも、「続ける力」を少し育てることができた日だった。

ひとつひとつ、一歩一歩。

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