8月に入ってから、課題曲7曲を繰り返し通してきた。
回数を重ねたことで、暗譜・暗唱についての不安はかなり小さくなってきた。以前なら「次の歌詞は何だったか」「この後の手はどうだったか」と、どこかで記憶を探りながら演奏していた部分も、今はかなり自然に出てくるようになった。
そうなると、次の課題が見えてくる。
声の響きをさらに豊かにすること。高音でも声量を落とさず、力強く歌えるようにすること。
このあたりは、もちろん引き続き磨いていく。
そして、もう一つ。これから意識して取り組みたいのが、三線をノーミスで弾き切ることだ。
「弾ける」から「間違えない」へ
今の段階では、課題曲は一通り弾ける。
しかし、「弾ける」と「一度もミスをせずに弾き切れる」は、同じではない。
ちょっとした勘所のズレ。わずかな手順の迷い。集中が途切れた瞬間に出る弾き間違い。
普段の稽古なら、そのまま弾き続ければ済む程度のミスでも、本番ではできるだけ減らしておきたい。
まだコンクールに向けた「仕上げ」の段階ではない。
それでも、ノーミスで弾ける確率を高めることに、早過ぎるということはないと思う。
むしろ今から、「間違えずに最後まで弾き切る」という意識を日々の稽古に組み込んでおけば、それが少しずつ当たり前になっていくはずだ。
一曲に集中するということ
最近、自分の稽古で大切にしているのが、今演奏している一曲だけに集中することだ。
回数をこなすことを考えない。
次に弾く曲のことも考えない。
ただ、今の一音、今の一節に意識を向ける。
その集中の先にあるのが、ノーミスで、なおかつ完成度の高い演奏なのだと思う。
ただ間違えなければいいわけではない。
三線を正確に弾きながら、声をしっかり響かせ、高音にも力強さを持たせ、曲全体の流れや表情まで意識する。
それらを同時にできてこそ、本当の意味での「ノーミス」だろう。
集中した状態を「通常モード」に
本番だけ集中しようとしても、おそらくうまくいかない。
だからこそ、普段の稽古から一曲一曲を本番のつもりで弾く。
「今日はうまく弾けた」ではなく、高い確率でノーミスの演奏を再現できる状態をつくっていきたい。
そのために必要なのは、特別なことではなく、日々の一本一本の演奏に集中すること。
一曲が始まったら、その曲だけを見る。
一音ずつ丁寧に積み上げ、最後まで集中を切らさない。
そして、その集中力そのものを鍛えていく。
ノーミスで完成度の高い演奏を目指す集中状態を、「特別なモード」ではなく「通常モード」にする。
これからの稽古では、そこにこだわってみようと思う。
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