近所で開かれたイベントで、奄美民謡の演奏を聴いた。
出演されていたのは、全国大会で受賞歴のある唄者。演奏された曲は、私にとって初めて聴くものが多かった。それでも、不思議と耳が離れない。歌の表現力、三線の音色、そのすべてに引き込まれ、聴き惚れていた。
三線文化は、沖縄本島、宮古、八重山、そして奄美へと広がっている。同じ三線を使いながらも、歌い方や節回し、リズム、表現には、それぞれの土地ならではの個性がある。その違いを知るたびに、この文化の奥深さを感じる。
私は八重山古典民謡を学んでいるが、こうして他の地域の民謡に触れると、自分が学んでいる世界を改めて客観的に見ることができる。そして、「八重山らしさ」とは何なのかを、もう一度考えさせられる。
今回の演奏を聴きながら、ひとつ思ったことがある。
今日の私のように、八重山民謡をまったく知らない人が、偶然舞台を見て、「なんていい歌なんだろう」と感じてくれる。そんな演奏ができるようになりたい。
コンクールで結果を出すことも大切な目標だ。しかし、その先には、八重山民謡の魅力を初めて聴く人へ届けられる唄者になりたいと思った。
またひとつ、練習を続ける理由が増えたような気がする。
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