えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

今朝の重点曲は上原ぬ島(ういばるぬすぃま)節だった。

歌い始めの音程が少し不安定に感じたので、その部分を重点的に繰り返し練習した。録音して確認すると演奏自体はノーミス。ただ、途中で少しテンポが走ってしまう箇所があることにも気づいた。

以前なら「間違えなかった」で満足していたと思う。でも今は、「テンポが速くなっている」「ここはもっと落ち着いて歌いたい」と、自分で課題を見つけられるようになってきた。

その後、残り6曲も通して演奏した。

どの曲も大きく崩れることなく、ほぼノーミスで最後まで弾き歌いできた。

一番うれしかったのは、「7曲が身体に入ってきた」という感覚があったことだ。

昨年は、覚えたと思っても翌日には忘れ、数日練習を空けるとさらに戻ってしまうことが少なくなかった。今年は毎日途切れさせることなく三線を手に取り、たとえ5分でも触ることを続けてきた。

その積み重ねが、ようやく形になり始めたように感じる。

もちろん、これで完成ではない。

これからは、音程、テンポ、声の響き、そして八重山らしい節回しなど、細かな部分を磨いていく段階になる。

ただ、土台ができてきたからこそ、その先の課題が見えるようになった。

「継続は力なり」の意味を実感している。

60歳を過ぎても、昨日の自分より少しだけ前に進める。その積み重ねができることは、とても幸せなことだと思う。

焦らず、驕らず。

ひとつひとつ、一歩一歩。

Posted in

コメントを残す

えびすの三線ライフをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む