今朝の重点曲は上原ぬ島(ういばるぬすぃま)節だった。
歌い始めの音程が少し不安定に感じたので、その部分を重点的に繰り返し練習した。録音して確認すると演奏自体はノーミス。ただ、途中で少しテンポが走ってしまう箇所があることにも気づいた。
以前なら「間違えなかった」で満足していたと思う。でも今は、「テンポが速くなっている」「ここはもっと落ち着いて歌いたい」と、自分で課題を見つけられるようになってきた。
その後、残り6曲も通して演奏した。
どの曲も大きく崩れることなく、ほぼノーミスで最後まで弾き歌いできた。
一番うれしかったのは、「7曲が身体に入ってきた」という感覚があったことだ。
昨年は、覚えたと思っても翌日には忘れ、数日練習を空けるとさらに戻ってしまうことが少なくなかった。今年は毎日途切れさせることなく三線を手に取り、たとえ5分でも触ることを続けてきた。
その積み重ねが、ようやく形になり始めたように感じる。
もちろん、これで完成ではない。
これからは、音程、テンポ、声の響き、そして八重山らしい節回しなど、細かな部分を磨いていく段階になる。
ただ、土台ができてきたからこそ、その先の課題が見えるようになった。
「継続は力なり」の意味を実感している。
60歳を過ぎても、昨日の自分より少しだけ前に進める。その積み重ねができることは、とても幸せなことだと思う。
焦らず、驕らず。
ひとつひとつ、一歩一歩。

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