えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

これから先に待ち受けている様々なことを思い、今することに集中できなかった若い頃。

「あれもしなければならない」「これも乗り越えなければならない」と、まだ目の前に来てもいない大きな課題を想像しては、その大きさに圧倒されていた。

年齢を重ね、経験を積む中で、少しずつ分かってきたことがある。

結局、遠くに見えていた大きな山も、一歩ずつ歩くことでしか越えられないということ。

目の前のことに集中して、丁寧にこなしていく。すると、いつの間にか、あれほど大きく見えていた出来事も過去のものになっている。

仕事も、人との関わりも、趣味の上達も同じだ。

先を見通すことは大切だけれど、先ばかり見ていると、足元の一歩がおろそかになる。

今するべきことをこなしていく。

「ひとつひとつ」
「一歩一歩」

そう心の中で口ずさみながら、今日やるべき小さなことに向き合う。

その小さな積み重ねが、いつか振り返った時、「よくここまで歩いてきたな」と思える道になっている。

人生は、大きな一歩で変えるものではなく、小さな一歩を重ねてつくっていくものなのだ。

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