来年の八重山古典民謡コンクール優秀賞受験に向けて、毎日の練習習慣を作ろうとしている。
朝練習、夜練習、課題曲7曲のローテーション。曜日ごとに曲を決め、練習できた日は手帳にシールを貼る。少しずつ自分なりの仕組みができてきた。
しかし、そんな練習計画の前に立ちはだかる意外な強敵がいる。
それは「ネットサーフィン」だ。
仕事から帰宅して、少し疲れている時。「ちょっとだけスマホを見てから練習しよう」と思う。ニュースを見る。SNSを見る。おすすめの記事を開く。
気づけば30分、時には1時間が過ぎている。
その時間があれば、三線を構えて声出しもできたし、苦手な節回しを何度も確認できたはずだ。
問題なのは、ネットを見ること自体ではない。情報収集も息抜きも必要だ。問題は「自分で選んでいるつもりで、実は時間を奪われている」ことだと思う。
スマホやネットサービスは、人が見続けるようによく設計されている。「あと一つだけ」「この記事だけ」と思わせる仕組みになっている。疲れて判断力が落ちている夜に、意思の力だけで勝とうとするのは難しい。
だから最近大切にしている考え方がある。
「自分の意思を信じすぎない」ということだ。
根性や気合いでスマホを我慢しようとするのではなく、練習する方向へ自然に進む仕組みを作る。
三線はケースにしまわず、いつでも手の届くところに置いている。
帰宅したら、とりあえず構える。調弦する。一曲だけ弾く。
不思議なもので、一度音を出してしまえば「せっかくだからもう少しやろう」という気持ちになる。
仕事でも感じることだが、やる気が出たから動くのではなく、動き始めることでやる気が出ることが多い。
そしてもう一つ検討しているのが、スマホの使い方そのものをコントロールする仕組みだ。
SNSやネットを見る時間を制限するアプリの導入も考えている。
一定時間スマホを触らないことで集中時間を作るアプリや、SNSを開く前にワンクッション置いてくれるアプリなど、今は便利なものがある。
これも「自分は意思が弱いから必要」ということではない。
むしろ、自分の集中力を本当に使いたいところに向けるための環境整備だと思う。
限られた時間と体力の中で上達を目指すなら、練習する努力だけでなく、練習を邪魔するものを減らす工夫も必要になる。
練習後はAI師匠に内容を報告する。良かった点、反省点、次への課題を書き残す。それが練習記録になり、小さな成長を確認する場所にもなっている。
ネットサーフィンで失った時間を後悔するより、三線に触れる仕組みを増やしていく。
来年の舞台に立つ自分は、今日の5分の積み重ねで作られている。
だから今夜も、スマホより先に三線を手に取るところから始めよう。
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