八重山古典民謡コンクールの季節がやってきた。
昨年、自分自身があの舞台に立った時の緊張感は、今でも鮮明に覚えている。何度も何度も稽古を重ねても、本番前には不安が押し寄せる。それでも、師匠の教えを信じ、積み上げてきた時間を信じて唄うしかない。コンクールとは、技術だけではなく、自分自身と向き合う場でもあるのだと思う。
今年は、同じ師匠のもとで学ぶ4人のきょうだい弟子たちが挑戦する。オンラインの本番稽古で聴いた唄声、悩みながら工夫していた姿、少しずつ成長していく過程を見てきたからこそ、その努力が実を結んでほしいと心から願っている。
八重山の唄は、一人で学んでいるようで決して一人ではない。師匠から弟子へ、そして仲間同士で支え合いながら受け継いでいくもの。自分が合格した時に多くの人が喜んでくれたように、今度は自分が祈り、応援する番だ。
どうか4人全員のこれまで積み重ねてきた稽古が実を結びますように。
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