えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

「歳を取ると一年が早い。」

そんな話をよく耳にするし、自分自身もそう感じることが増えた。

毎日が同じように過ぎ、気が付けば一週間、一か月が終わっている。そんな感覚だった。

ところが、今年は少し違う。

優秀賞受験に向けて計画的に三線の練習を始め、毎日の練習内容をブログに残すようになってから、時間の流れ方が変わったように感じている。

上達を劇的に実感しているわけではない。

録音を聴けば、まだ音程の甘いところもあるし、高音も思うように出ない。師匠から指摘される課題も、すぐに解決できるものばかりではない。

「ものすごく上手くなった」という実感はまだない。

しかし、ブログを読み返すと、確かに歩いてきた道が見える。

「この曲の高音に苦労していた。」
「半音の使い分けで悩んでいた。」
「調弦に時間がかかっていた。」

その時々の悩みや工夫、少しずつできるようになったことが、一つひとつ記録として積み重なっている。

もしブログを書いていなければ、「何となく練習して、何となく時間が過ぎた」という記憶だけが残っていたかもしれない。

ブログを書くことで、一日一日が「点」ではなく「足跡」になっている。

上達は急には見えない。

しかし、毎日の足跡は確実に残っている。

そして、その足跡を振り返ることで、自分は前へ進んでいることを確認できる。

三線の練習は、技術を磨くだけではない。

自分の時間を意識して過ごし、その時間を形として残す営みでもあるのだと思う。

一年後、このブログを読み返したとき、今の自分では想像できないほど成長した自分に出会えると信じて、今夜も三線を手に取る。

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