休日出勤して仕上げなければならない仕事があり、前日も少し遅くまで残業していた。
翌日も使うからと、ノートPCは職場に置いて帰った。
普段なら、それで何の問題もない。
ところが家に帰ってから気づいた。
「あ、配信できへん」
9月に入ってから、稽古をネット配信するようになった。ノートPCはそのための大事な機材でもある。
仕方なく、前夜と今朝はいつもの通常稽古に戻った。
ところが、何か物足りない。
配信を始めて、まだ3日ほどしか経っていない。それなのに、誰かが見ているかもしれない、失敗した姿がそのまま残るかもしれない、という緊張感がないと、稽古が少し軽く感じる。
「ミスしてはいけない」というプレッシャーが足りないのだ。
もちろん、一人でじっくり確認する稽古も必要だ。
でも、配信という小さな負荷をかけた稽古を続けたことで、その緊張感が少しずつ「普通」になり始めているのかもしれない。
負荷に慣れれば、以前と同じ練習では物足りなくなる。
そう考えると、これはなかなかいい兆しだ。
今日は忘れずにノートPCを家に持って帰ろう。
そして夜は、配信稽古。
また少し緊張する場所へ戻る。
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