最近、「めんどくさい」と思うことが減ってきた。
自炊もそうだ。
以前なら、仕事から帰ってきて「今日はもういいか」となっていたところが、今はそれほど苦にならず台所に立てる。弁当づくりも日常のルーチンになってきた。
ブログを書くのもそう。
三線の新しい課題に取り組むのもそう。
そして、仕事もそうだ。
もちろん、何でもやる気満々になったわけではない。やりたくないことはあるし、疲れている日もある。
ただ、「やらなければ」と思ってから、実際に動き始めるまでのハードルが明らかに低くなった。
この変化には、やはり飲酒をやめたことが大きく影響しているのだと思う。
飲んでいた頃は、酒を飲んでいる時間だけが失われていたわけではなかった。
飲めば、その後は何かに集中して取り組むことが難しくなる。眠りの質も変わるし、翌日に疲れを持ち越すこともある。
「今日はしんどいから、また明日」
そんな日が積み重なると、やるべきことが溜まり、それを見るだけでさらにめんどくさくなる。
考えてみれば、酒そのものより、この連鎖の影響のほうが大きかったのかもしれない。
もちろん、年齢もある。
若い頃なら多少飲んでも、翌朝にはそれなりに回復していた。還暦を迎えた今、同じようにはいかない。
体力や回復力が落ちてきたところに、これまでと同じ飲み方を続ければ、自由に使える時間まで少しずつ削られていく。
だから、やめ時としてはいいタイミングだったのだと思う。
酒をやめて何か特別な能力が身についたわけではない。
自炊する。
ブログを書く。
仕事を片づける。
新しい三線の課題曲に取り組む。
以前から、やろうと思えばできたことばかりだ。
変わったのは、それを始めるときにあった「めんどくさい」という抵抗が、小さくなったこと。
これは思っていた以上に大きい。
これから先、若い頃のように体力が増えていくことはないだろう。
だったら、限られた体力と時間を、何に使うか。
酒を飲む時間を手放したことで、自分が本当にやりたいことに使える時間と気力が戻ってきた。
「何かを始める」だけではなく、「何かをやめる」ことでも、生活は変えられる。
今はそんなことを実感している。
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