えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

最近、「めんどくさい」と思うことが減ってきた。

自炊もそうだ。

以前なら、仕事から帰ってきて「今日はもういいか」となっていたところが、今はそれほど苦にならず台所に立てる。弁当づくりも日常のルーチンになってきた。

ブログを書くのもそう。

三線の新しい課題に取り組むのもそう。

そして、仕事もそうだ。

もちろん、何でもやる気満々になったわけではない。やりたくないことはあるし、疲れている日もある。

ただ、「やらなければ」と思ってから、実際に動き始めるまでのハードルが明らかに低くなった。

この変化には、やはり飲酒をやめたことが大きく影響しているのだと思う。

飲んでいた頃は、酒を飲んでいる時間だけが失われていたわけではなかった。

飲めば、その後は何かに集中して取り組むことが難しくなる。眠りの質も変わるし、翌日に疲れを持ち越すこともある。

「今日はしんどいから、また明日」

そんな日が積み重なると、やるべきことが溜まり、それを見るだけでさらにめんどくさくなる。

考えてみれば、酒そのものより、この連鎖の影響のほうが大きかったのかもしれない。

もちろん、年齢もある。

若い頃なら多少飲んでも、翌朝にはそれなりに回復していた。還暦を迎えた今、同じようにはいかない。

体力や回復力が落ちてきたところに、これまでと同じ飲み方を続ければ、自由に使える時間まで少しずつ削られていく。

だから、やめ時としてはいいタイミングだったのだと思う。

酒をやめて何か特別な能力が身についたわけではない。

自炊する。
ブログを書く。
仕事を片づける。
新しい三線の課題曲に取り組む。

以前から、やろうと思えばできたことばかりだ。

変わったのは、それを始めるときにあった「めんどくさい」という抵抗が、小さくなったこと。

これは思っていた以上に大きい。

これから先、若い頃のように体力が増えていくことはないだろう。

だったら、限られた体力と時間を、何に使うか。

酒を飲む時間を手放したことで、自分が本当にやりたいことに使える時間と気力が戻ってきた。

「何かを始める」だけではなく、「何かをやめる」ことでも、生活は変えられる。

今はそんなことを実感している。

Posted in ,

コメントを残す

えびすの三線ライフをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む