えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

9月は、「配信稽古」に取り組んできた。

誰も見ていない。でも、誰かが見るかもしれない。

そんな環境に自分を置くことで、本番に近い緊張感をつくり、その緊張に慣れることが目的だった。

最初の頃に比べると、配信ボタンを押すことへの抵抗感はかなりなくなった。カメラの向こうに誰かがいるかもしれないという状況でも、以前より落ち着いて歌えるようになってきた。

一定の成果はあったと思う。

一方で、9月のもう一つの目標だった「サークル練習の際に、メンバーに付き合ってもらって人前で歌う」は、ほとんどできなかった。

そして9月も残すところ、あとわずか。

さて、10月の課題設定をどうするか。

9月と同じ配信稽古を続けるだけでは、そろそろ刺激が足りなくなってくるかもしれない。

緊張に慣れるためには、慣れてきた環境から、もう一段だけ負荷を上げる必要がある。

そう考えると、次のステップは「誰かが見るかもしれない配信」から、「実際に誰かが見ている可能性を高めた配信」への移行だろう。

例えば、配信前にグループLINEのメンバーへ知らせてみる。

「今から少し稽古を配信します。暇だったらのぞいてください」

それだけでも、いつもの配信とは緊張感がまったく違うはずだ。

さらに負荷を上げるなら、SNSで事前に配信時間を告知する方法もある。

誰も来ないかもしれない。

一人だけかもしれない。

それでもいい。

大切なのは視聴者数ではなく、「誰かが聞いている」と自分が意識する環境をつくることだからだ。

いきなり大勢の前で演奏する必要はない。

誰も見ていない配信。
誰かが見るかもしれない配信。
知っている人に知らせてからの配信。
SNSで告知してからの配信。
そして実際の人前での演奏。

少しずつ負荷を上げていけばいい。

優秀賞の舞台で必要なのは、家で上手に弾ける力だけではない。

緊張していても、いつもの演奏を出せる力。

それも稽古で身につけていくものだと思っている。

10月は、そのための次の一段をどう設定するか。

まだ9月は6日残っている。

その間に具体的なルールを決めよう。

少し怖い。でも、少し怖いくらいが、次の課題としてはちょうどいい。

9月に積み重ねてきた配信稽古が、10月のもう一段上の稽古につながる。

そう信じて、次の仕掛けを考えてみよう。

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