えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

【食べたことはある。でも、料理したことはない】

この歳になると、たいていの食材は食べたことがある。

でも、自分で買って料理したことがあるかというと、そうでもない。

外食や人が作った料理で食べたことはあっても、自分では扱ったことのない食材がけっこうある。

長いこと料理を人任せにしてきたのだから、当然といえば当然だ。

【初めての食材に挑戦する】

自炊を始めてから、少し余裕のある時は、買ったことのない食材を試すようになった。

豚バラブロック、ナス、ブロッコリー、エリンギ、鶏むね肉、鯖缶など。

スーパーではおなじみの食材ばかりだが、自分にとっては初めてだった。

豚バラブロックは、まずどう切るのかで迷った。

ブロッコリーは、茎まで食べられると知った。冷凍もできる。

鶏むね肉はパサパサするものだと思っていたが、塩麹で蒸すと、思ったよりしっとりした。

一つ買うたびに、知らないことが出てくる。

【スーパーの景色が変わった】

以前は、必要なものを買って帰るだけだった。

今は売り場を歩きながら、「これはまだ料理したことがないな」と思う。

そうすると、スーパーには知らない食材がずいぶん多い。

何十年も見てきた場所なのに、見えていなかったものがある。

一人暮らしなので、使い切れるかどうかは気になる。

まずは少量を買う。簡単な料理で試す。

うまくいけば、別の料理にも使ってみる。

そうしているうちに、少しずつ作れるものが増えてきた。

【自炊が義務から楽しみに】

自炊を始めた頃は、健康と節約のためだった。

今もそれは変わらない。

ただ、最近は別の楽しみもある。

何を作るか考える。初めての食材を買う。調理法を調べる。

おいしくできれば嬉しいし、失敗すれば、次はどうしようかと思う。

料理が、ちょっとした趣味になってきた。

【60歳になっても、初めてはいっぱいある】

60歳にもなると、初めてのことはもう少ないと思っていた。

でも、やってこなかったことに目を向ければ、まだいくらでもある。

それは、毎日の食事の中にもある。

遠くへ行かなくても、大きなお金を使わなくても、新しいことはできる。

次は何を買ってみようか。

そう考えながらスーパーを歩くのが、今は少し楽しい。

自炊を始めて、食生活が変わった。

スーパーの見え方も変わった。

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