えびすの三線ライフ

三線を弾き、唄い、学び、暮らす。還暦を迎えてなお新しい景色を求めながら、八重山民謡の稽古と日々の暮らしを重ねています。小さな積み重ねの中にある喜びや気づきを、ゆっくり綴っていきます。

10月になった。

八重山古典民謡コンクール優秀賞に向けた稽古も、ここから少しずつ本番を意識した形に変えていく。

さっそく始めてみたのが、本調子の曲から1曲、続けて二揚げの曲を1曲。本番と同じように2曲を連続して演奏する稽古だ。

優秀賞の課題曲は、本調子4曲と二揚げ3曲。組み合わせは全部で12通りになる。

これまでは7曲を毎回ほぼ同じ順番で弾いてきた。

そのため、1曲を弾き終える頃には自然と「次はこの曲」と頭も身体も準備に入っていたように思う。

ところが、12通りの組み合わせをランダムに選ぶと、そうはいかない。

「次は何の曲か」を確認し、調弦を変え、曲の世界に入り直す。

単に2曲続けて弾くだけではなく、頭の切り替えそのものが新しい稽古になる。

実際にやってみると、これまでとは少し違う緊張感があって面白い。

まずは、この12通りを繰り返しながら、どの組み合わせが来ても自然に対応できるところまで慣らしていきたい。

そして、少し慣れてきたところで次の段階へ。

これまで続けてきたYouTube配信も、LINEグループで事前に「今日はこの時間に配信します」と告知してから行う。

誰かが見ているかもしれない。

そう思うだけでも、黙って配信するのとは緊張感が違ってくるはずだ。

少しずつ負荷を上げ、本番に近い状態をつくっていく。

来年6月のコンクール本番に向けて、今のところは自分で考えてきたメニューを順調にこなすことができている。

もちろん、一発勝負の舞台では何が起こるかわからない。

普段なら間違えないところで飛ぶかもしれない。
声が思うように出ないかもしれない。
頭が真っ白になることだってあるかもしれない。

だからこそ、本番で「うまくやる」ことだけを考えるのではなく、何が起きても対応できるだけの準備をしておきたい。

本番まで、あと8か月ほど。

まだ時間はある。

でも、まだ8か月もある、ではなく、もう本番に向けた稽古は始まっている。

一つずつ負荷を加えながら、一発勝負に耐えられる演奏をつくっていこう。

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