八重山古典民謡コンクール優秀賞の課題曲は7曲。
本調子(C・F・C)が4曲、二揚げ(一三下げ=B♭・F・B♭)が3曲ある。
本番では、この中から本調子1曲、二揚げ1曲の計2曲を舞台上で独唱し、審査を受ける。
ということは、曲の組み合わせは、
4 × 3 = 12通り。
① 赤馬節・小浜節
② 赤馬節・古見ぬ浦節
③ 赤馬節・大浦越路節
④ 上原ぬ島節・小浜節
⑤ 上原ぬ島節・古見ぬ浦節
⑥ 上原ぬ島節・大浦越路節
⑦ 月夜浜節・小浜節
⑧ 月夜浜節・古見ぬ浦節
⑨ 月夜浜節・大浦越路節
⑩ 蔵ぬぱな節・小浜節
⑪ 蔵ぬぱな節・古見ぬ浦節
⑫ 蔵ぬぱな節・大浦越路節
そこで、これからの稽古に、この「12通り」を使ってみようと思っている。
12通りの組み合わせにあらかじめ番号を振っておき、その日の稽古では番号をランダムに選ぶ。そして、選ばれた本調子と二揚げの2曲を、本番のつもりで続けて演奏する。
実はこの方法、新人賞を受験したときにもやった。
本番が近づいてきた頃、師匠に見てもらいながら、曲の組み合わせを変えて2曲を通して演奏する。どの曲が来ても対応できるようにするための稽古だった。
今回は、まだ本番まで時間がある段階から取り入れてみようと思う。
1曲ずつなら落ち着いて演奏できても、「次は何が来るか分からない」「2曲続けて審査される」という条件が加われば、また違った緊張が生まれるはずだ。
本番で求められるのは、7曲を弾けることだけではない。
どの組み合わせになっても、最初の曲に集中し、終わったら気持ちを切り替え、調弦を変えて次の曲に入る。そうした一連の流れも含めて、本番なのだと思う。
だったら、その流れそのものを普段の稽古にしてしまえばいい。
12通りを繰り返せば、苦手な組み合わせや、1曲目の出来を2曲目まで引きずってしまうような弱点も見えてくるかもしれない。
本番になって初めて経験することを、できるだけ減らしておく。
そのために、まだまだ知恵を絞る。
本番に近い緊張を、少しずつ日常の稽古の中へ。
コンクール当日の舞台を「特別な場所」にしないための準備を、今から積み重ねていこう。
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