どれだけ稽古を積んでも、どこまで上達しても、本番の緊張感がなくなることはないのだと思う。
本番になれば、普段なら間違えないところで間違えるかもしれない。頭が真っ白になるかもしれない。
そんなことを考え始めたら、きりがない。
先の不安を考えても詮無いこと。
ただ、考えても詮無いからといって、何もしないわけではない。
本番で考えられることを想定して、できるだけの対策をしておく。緊張した状態で弾く機会をつくる。苦手なところを繰り返す。当たり前にできるところも、おろそかにしない。
やれることをやらずに本番を迎えて失敗したら、きっと後悔する。
だから、不安そのものをなくそうとは思わない。
少しでも不安の種を潰すために、工夫する。稽古する。
結局は、日々やるべきことをやるしかないということだ。
今日もまた、一音に集中する。
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